朔夜と部屋に入り、鍵を閉めた。



「綾香?」



私は朔夜を睨みつける。



「朔夜は誰の執事!?

私以外の女に、優しい顔しないで!!」



朔夜は、クスリと笑った。



「嫉妬?」



その余裕に、私はまたイライラした。



「……違う」



それだけやっと声に出した。