−−−−−−−ここは昔、日本という名の、海に囲まれた小さな国だった。
しかしその日本は、政治が上手くいかず、犯罪が絶えない国になった。
上層部の力が弱いために、日本は犯罪国となり、貧しくなり、狂った人々は幾度も幾度も紛争を起こし−−−−−−---
ついには、人口たった2100人になった。
私達家族は、奇跡的に生き残った。
しかしここは、地震国、日本。
都合の良すぎる天災が起こり−−−---
私の目の前で家族と大勢の人達が
消え去った。
一瞬の出来事だった。
夢かと思った。
「弥生………」
ガレキの下敷きになったお母さんが私の名を呼ぶ。
ヤヨイ………
そうだ、私は−−−−−----・・・
「−…ちゃん」
「…陀羅ばあちゃんっ」
違う………
私の名は……………
弥生。