「………わかんないけど、なんか必死に…
『身構えとけ!死にたくなかったら、武器でも何でも持っておけ!!』
…って…」


「陀羅ばあちゃんがそう言ったの??」


「うん…。あの冷静なばあちゃんがテンパってたから、不安になって……」


「はあ…それで…」


と言ってあたしは、梓衣の姿を見直した。


肩にはライフル銃、腰にはサバイバルナイフが五本と銃が三丁あった。


――――休み時間なのに、こんなにしなくても―…


あたしはそう思ったけど、梓衣のビビり様を見たら、相当ばあちゃんの様子がおかしかったに違いない。


「ねぇ、梓衣。」


「何??」


「ばあちゃんのとこ、行ってみよ?」


「えー…私さっき行ったばっかだしィ………」


「ほら、ぐちぐち言わないッ!!」


「…はあーい……」


まったく、といった表情で、梓衣はあたしの横にならぶ。


ちょっと離れているけど、陀羅ばあちゃんの居る小屋に、ばあちゃんの事が気になりながらも梓衣と足を運ぶのであった。