気付けば、博物館の奥のさらに奥に来ていた。
「…?」
目の前には何かがある。
ここだけなぜか暗くて、何がなんだかわからない。
「ん…?人………?」
確かに、人の形をしているけど………
動かない……?
まさか死んでる!?
でも…こんなとこで死体が放置されるわけないし………。
もしかして具合が悪いのかな?
………よしっ
あたしは、思い切って声をかけてみることにした。
「だ、大丈夫ですかー?」
……う……動かない………
あたしはそっと近寄って体を揺すってみた。
また動かない。
あ、そうだ…………
時計のライトで………
そう思ってライトをつけ、顔のあたりを照らした。
次の瞬間……………
「っ☆?$∞ωーーーーー!!!?」
驚きすぎて言葉にならない叫びをあげてしまった。
無理もないだろう。
いきなり無表情な顔が現れたからだ。