++一花++

「一花しらないの?」

「なにが?」

渉の言いたいことがわからない

「あのな、ふみかは――――「いうな!!!!!」」

文香が全力でとめてきた

「私がまもってきたんだ!一花ちゃんのシアワセ」

「どういういみ!?」

わからない

「わからなくていい!一花ちゃんはわたしのものだ!」

「おまえ、なにをしたんだよ!一花のために何をした!ただみじめな思いをさせただけじゃないのか?」

私もそう思ってた

ただ文香は、私をいじめたくて

「わかってないのにそんな事・・・言われたくない」

「言ってくれなきゃわかんない」

文香の目にはキラキラと、涙が光った

「試験発表の日―――――」

次第に口を開いた

そして全部聞いた

私は力が抜けてそこに崩れ落ちた