あたしたちはもちろん怒られた。


しかし、怒られたにもかかわらず、


その女の子はあたしに


変な手紙を渡してきた。


内容は、いろいろあるけど、


おもに「ばか」とか「しね」とか


そんな内容ばかり。


あたしには友達はいたし、


その手紙のこともショックを受けたりはしな


かった。


ただ・・・


まじめのくせにこんな手紙を渡してきたこと


に・・・


腹が立ったのだ。


まじめ・・・


もう二度と聞きたくなかったのに・・・。


それも、自分がまじめにみられている。


・・・ショックだった。


大嫌いなまじめちゃんに・・・


なってしまった・・・!


「・・・どうしたの??」


あたしがいろいろ考えていたら


りほが話しかけてきた。


「あい、なんかさっきから様子が変とい


うか・・・なんというか・・・」


「え?そう?ごめんごめん~!かんがえ


ごとしてた♪」


「そうなの~?何?悩み?うち


相談にのるよ~?」


「いいよ、大丈夫!」


「ほんとに~??なんか顔がこわいけど・・・」


「大丈夫だって~!!」


「・・・。」


納得しないみたい・・・。


どーしよ・・・


「・・・あ!!いい事考えた!」