たかひろは走ってバスを追いかけてくる。


何で来るの!?


来ないでよ!


そう思っていたはずなのに、


自然にあたしの心は


はやくおいついて!とねがっていた。


自然にあたしの目は


たかひろをおっていた。


何でかわからないけど、


あたしは次のバス停でバスを降りた。


たかひろは・・・


いない。


あたしはバス亭のいすに


ちょこんと腰掛けた。


・・・なんで?


なんで降りたの?


なんでたかひろを待ってるの!?


今さら疑問がわいてきた。


あたし・・・ばかだ。


帰ろう。


今からじゃ学校つくころには


もう授業始まってる。


もう遅いね。


あたしは歩き出した。


その時!