てか…あんなに睨まなくても良いのに…

まったく…



絢香は苛立つ気持ちを抑え教室のドアを開けた




『お…おはよう!』



最初に話し掛けてきたのは昼バージョンの長谷川だった



『き…昨日はごめん…あ…あの…これ…!?』




長谷川の手には絢香のカバンが握られていた



『あ…!ありがと』



絢香は素っ気ない態度でカバンを受け取り席についた


何があるか解らないし…
ここは距離を置かなきゃ!


そんな絢香を不思議そうに見つめる長谷川



そんな目で見るなっつーの…



………