そこには普段の長谷川からは想像の出来ない男が現れた



『誰だ…お前…』



表情が引き攣る田中



『俺か?俺は…』



その言葉に田中と絢香は言葉を失った



『俺は三代目夜蝶!長谷川裕也だ』




え…?長谷川が…

あの…夜蝶の裕也…?


嘘でしょ?



絢香は耳を疑った



『お…お前…た…た…退学だー!』


田中は声にならない声を振り絞った



………