『いや何…昼間のお礼がしたくてね…』



『何…?』



そうゆうと長谷川はゆっくり田中に近づいた



田中との距離が1メートルもなくなった時



ドゴッ



鈍い音が神社に響いた



絢香が声を殺し木陰から見つめる



あいつ…やっちゃった…



何が起こったのか解らない田中が空を見上げる



頬に痛みが走った



その痛みが、何が起こったのかを教えてくれた




地面に横たわる田中を仁王立ちで見下ろす



長谷川は髪をかきあげメガネを外した…



………