『なぁ長谷川…何か良い考えがあるんだろ?』



絢香は雫を落ち着かせ長谷川に問いた



『良い考えはない…ただ…』



『ただ…?』



絢香は拳を握り絞めた



『俺達、夜蝶が手を貸せば何とかなる』



『貸してくれるのか?』



『解らない…俺だけならまだしもチームとなると…!けど何とか総長に話してみるよ』



『そうか!ありがとう。俺はどうなっても構わねえ…でもメンバーだけは危険な目に合わせたくねえ…だから頼むわ』



そう言って絢香は長谷川に深々と頭を下げた



『絢香さん…』



………