『絢香さん…!』



雫が不安げな表情を浮かべる



『心配するな!何もしてないのに襲っては来ないだろ!』



絢香はメンバーの為にも、この争いを避ける考えでいた



『甘いよ!』



長谷川が呟いた



『あいつらに常識はない。追えば逃げるし…引けば襲われる…目を付けられたら無事じゃ済まない』



長谷川は厳しい面持ちで言った



『じゃあどうしたら良いんだよ?』



雫は長谷川に声を荒げた



『雫!!落ち着け』



絢香は雫の肩に手を置いた



………