『こないだは世話になったな!』



『いや全然!』



『そっか。でも俺の中では一個借りだからさ…今日来させてもらった』



長谷川は真剣な眼差しで絢香を見つめた



よほどの事なのだろうか…。



『それで…!夜蝶の裕也が何の用なの?』



絢香はまだ気を緩めない



『最近さ…不可解な事が起きてるだろ?』



『不可解?』



絢香は眉を寄せた


その数秒後、絢香の表情が一変した



『あ!ある…』



そう、最近絢香の周りで不可解な事が度々起きていた



………