その数日後



絢香は雫に呼ばれ喫茶店に来ていた




ピリッピリ…ピリッピリ…



『雫、ちょっと待ってな』


絢香は携帯を取り出し通話を押した



『はい!』



(絢香さん!?)



受話器の向こうから聞き慣れない男の声が聞こえてきた



『誰…?』



(冷たい言い方しないでよ〜!早くホテル行こうよ。やりたくて疼いてんでしょ〜?)



『はぁ!?ふざけんな!』



ピッ!



絢香は電話を切りテーブルに荒々しく置いた



『どーなってんだよ!?これで何回目だよ』



絢香は眉間にシワを寄せ首を傾げた



………