何分経っただろう


お互いに我を忘れたように口づけをした



まるで遠距離恋愛をしているカップルのようだ



そんな中、先に動いたのは美香だった



『ん…ハァ…』



甘い吐息をこぼしながら弘樹の胸をトントンと叩いた



互いの唇が糸を引きながら引き離された



『ぷはぁー!ハァ…ハァ…』



美香は慌てて酸素を吸い込んだ



『ごめん大丈夫?』



弘樹は言った



『うん大丈夫だよ。』



美香は潤んだ瞳で微笑んだ



『今日は途中で止めないよ』



『……うん!』



………