雫は何とか力になってあげたかった


しかし男女の中に入り込むのは性に合わなかった



空になったグラスを見つめ唇を噛み締める



『そろそろ帰ろっか?』



弘樹が伝票を手に取り立ち上がろうとした



『待って!払いは私が…』



『良いよ今日は!色々相談させてもらったし。なんだったらまた相談のってよ!』


弘樹は少し恥ずかしげに言った



『また…ですか?』



『あ〜ダメだよね!ごめんごめん。』



………