(も〜泣くなよ!)



『泣いてない!』



(ハァ〜。大丈夫だって!たぶん元カノの忘れ物とかだよ)



飛鳥はため息混じりに言った



『…そうかな?』



美香の声が少し明るくなった



(そうだよ。信じなきゃ弘樹が可哀相だよ)



『だよね〜!さすが飛鳥。ありがとーオヤスミ〜!』




(オヤス…)




プツッ…プープープー



『おい!いきなり切るなよ…』



飛鳥は明日、美香を叩いてやると心に決め眠りについた



………