『う〜ん。少しなら良いよ』 美香は公園の時計を見つめていた (やった。じゃあ待ってるね!) 受話器の向こうから嬉しそうな弘樹の声が聞こえ電話が切れた 弘樹の家は三角公園から歩いて10分くらいの場所にある 見た目は小綺麗な二階建てのコーポだ その201号室が弘樹の家である ………