その後



美香は飛鳥と別れ一人家路に着いた



『はぁ〜絢香さんの為にも頑張らなきゃ』



美香はその事で頭がいっぱいだった



街灯が並ぶ長い一本道

桜の葉が散らばってうっすらとピンクに輝いていた



『綺麗だな…』



美香の口から自然と言葉が漏れる


そんな中を歩いていると携帯が鳴り響いた



ピリッピリ!ピリッピリ!



美香の体がピクッと震えた

カバンから携帯を取り出し通話を押した




『もしもし…!?』




………