『絢香さん!』



美香は外で待っていた絢香に駆け寄った



美香の乱れた服を見て絢香はギュッと抱き寄せた



『頑張ったな…さすが俺の仲間だ!』



絢香は美香の頭を軽く撫でてそう言った



『うぅ〜絢香さん…』



絢香の温もりに美香は感情を抑えることが出来なかった



泣きじゃくる美香にハンカチを渡し絢香は優しい目で美香を見つめた



『ちょっと待ってろ。仕上げが残ってる』



そう言って美香を残し絢香は家に上がって行った



そこで何が行われたか美香は知らない

聞くこともなかった



解ってる事はそれ以来、オジサンの姿を見ることがなくなった事…



………