その同じころ

僕は席替えで

なんとユイと隣になった

ある日ユイが話しかけてきた

「何部?」と

「サッカー部だよ」と答える

「ほうなんや〜新人戦もうちょいやね」

「うん。メンバー入れるか緊張する」

などと話しはかなり弾んだ

話してみると結構いい子だった

それから毎日話すようになった

あの頃の僕はユイと話しをするのが楽しみだった

でもまだ、恋心を抱くほどではなく

ただ話していると楽しかったというだけ

恋心に近い感情だったのはむしろアヤのほうだった

そんなアヤが