あの海で遊ぶのが、

碧依の大好きな事だった。

それが出来なくなったから、

泳げなくなってしまったから、

碧依のお気に入りの碧は、

水族館の中だけになった。


今、こうして

額を付けて

深呼吸している、

この

アクリルの向こうのブルーだけに…