「ただいまぁ」
リョウが帰って来た。
タダイマの響きがなんだか嬉しくてニヤニヤする私。

そんな私を
「俺が帰って来たのがそんなに嬉しいの?(笑)」
と茶化すリョウ。

そんな時私の携帯が鳴った。エリからだ。

エリは学校に通っていた頃の同級生で親友だ。
ちょっと気分屋さんだけど、しっかり者。いつもピンチな私を助けてくれる。
ちなみに、私はリョウとエリの地元で部屋を借りた。
寂しがりの私にとって彼氏と親友の近くにすむのがベストだった。


「エリ、今から来るって」
「そっか。五月蝿いのが来るのかぁ」
私たち3人は良く一緒に遊ぶ。リョウにとってエリは姉ちゃんみたいな存在になってるみたい(笑)悪いことしたり、私を泣かせたらリョウはいつも、エリに怒られてる(笑)