リョウと一緒に住むようになって部屋にベット、テレビなどの家具、家電をリョウの部屋から持ってきた。
朝、リョウを学校に送り出してから仕事に行く。帰ってきたら二人で夕飯の買出し。
周りの大人からみたら、オママゴトに見えるかもしれない…。でも、私たちは一生懸命だった。


同棲生活も順調だった頃、リョウの幼馴染が集まることになった。そこに私も一緒に着いていくことになった。前々から聞いていたが、リョウの幼馴染の中にリョウの元彼がいる。会ったことはない。ちょっと緊張する。
初めて会った元彼は、明るくて皆のムードメーカーみたいな存在だった。


案の定私は、幼馴染の輪の中に入っていけずその場から浮いていた。黙って皆の会話を聞く私…。浮いている私に気付かず会話に夢中になるリョウ。正直私は帰りたかった。この場に来たことを後悔していた。