「たーいとぉーっ」

「何…てかベタベタしないでよ。」
「肩組むくれーなんだよぅっところでさっ」

「だから何。」


「どっか良い所見つけて来たの?」
「は?なんで…」


「だってなんか泰斗嬉しそう。」





…顔が緩んでた……?もしかして…
「いやいや何自分の顔確かめてんの。雰囲気だよ雰囲気。」


……………………は?
「雰囲気?」

「なんかさ、たまにぴんとくんだよな。あ、今日は天津丼だってっ早く食べよーぜ!」

「…先に食べてればよかったのに。」


呟いた僕に晃矢は怒ったような顔で振り向いた。






「なんで泰斗がいないのに俺だけ飯食うんだよ。頭変なんじゃねぇの?お前。」



…………なんで僕が怒られるんだ……