ざっと見ただけで4人、小学校の頃の同級生を見つけた。みんな17歳なりに成長はしているけど、面影がちゃんと残ってるから、すぐにみんなだと分かった。
そして―――
あたしは、ついにお目当てのヒトを見つけた。
教室の窓際から3列目、後ろから2番目の席に、黒のツメ襟の学ランを着て、そのヒトはいた。
髪は黒くて、無造作ヘアー。目はクリッとしていて黒目がち。例えるなら柴犬の子犬みたいな雰囲気の男のコ。
東京に帰る国際線で見た夢の中のイケメンとは、かなり違ってるけど、それでもNo problem♪(ノー・プロブレム♪) …ってか、あたし的にはむしろOK~っ♪ コッチのが全然あのコらしくてイイと思う♪
「ロムぅ~っ♪♪」
言い終わる頃には彼に飛びつき、抱きつき、そして頬に“チュッ♪”とキスをしていた。
突然、クラスが騒然となり、男子のひとりが「ヒュ~っ」と声を上げた。このヒトは知らない顔だ。小学生の頃の同級生じゃない。
「7年ぶりに会ったばっかで、いきなりキスされるなんて、大夢、お前もすみにおけないよな、ヒュ~、ヒュ~♪」
そして―――
あたしは、ついにお目当てのヒトを見つけた。
教室の窓際から3列目、後ろから2番目の席に、黒のツメ襟の学ランを着て、そのヒトはいた。
髪は黒くて、無造作ヘアー。目はクリッとしていて黒目がち。例えるなら柴犬の子犬みたいな雰囲気の男のコ。
東京に帰る国際線で見た夢の中のイケメンとは、かなり違ってるけど、それでもNo problem♪(ノー・プロブレム♪) …ってか、あたし的にはむしろOK~っ♪ コッチのが全然あのコらしくてイイと思う♪
「ロムぅ~っ♪♪」
言い終わる頃には彼に飛びつき、抱きつき、そして頬に“チュッ♪”とキスをしていた。
突然、クラスが騒然となり、男子のひとりが「ヒュ~っ」と声を上げた。このヒトは知らない顔だ。小学生の頃の同級生じゃない。
「7年ぶりに会ったばっかで、いきなりキスされるなんて、大夢、お前もすみにおけないよな、ヒュ~、ヒュ~♪」