PM2:13――
「いらっしゃいませ!」
はじめての美容院。
建物の2階部分に位置していて、ほぼ全面がガラス張りなため、中から外の景色が一望できるし、下の道を歩いている人たちからも中が丸見えの解放的な店内。
ポカポカの太陽光がまんべんなく降り注ぐ、テラスのような明るい雰囲気。
なんならネコでも膝に乗せて、お茶でも飲みたくなるようなひだまりの空間。
「お客様、今日はご予約のほうは?」
受付の若い男の人が愛想よく言うけど、そのとき、気持ちが凹んでたあたしは…、
「予約はしてない」
…って、思いっきし無愛想な返事をしてしまった。
「失礼いたしました」
その男の人は、耳にピアスを開け、首にアンティークっぽいネックレスを下げている。
ほっそりとした足にピッタリ張り付いたような革っぽいパンツをはいて、少し長めの髪には金のメッシュが入っていて、ちょっとビジュアル系な雰囲気のある男の人。
歳は、まだハタチを過ぎたばっかりって感じかな…?
「いらっしゃいませ!」
はじめての美容院。
建物の2階部分に位置していて、ほぼ全面がガラス張りなため、中から外の景色が一望できるし、下の道を歩いている人たちからも中が丸見えの解放的な店内。
ポカポカの太陽光がまんべんなく降り注ぐ、テラスのような明るい雰囲気。
なんならネコでも膝に乗せて、お茶でも飲みたくなるようなひだまりの空間。
「お客様、今日はご予約のほうは?」
受付の若い男の人が愛想よく言うけど、そのとき、気持ちが凹んでたあたしは…、
「予約はしてない」
…って、思いっきし無愛想な返事をしてしまった。
「失礼いたしました」
その男の人は、耳にピアスを開け、首にアンティークっぽいネックレスを下げている。
ほっそりとした足にピッタリ張り付いたような革っぽいパンツをはいて、少し長めの髪には金のメッシュが入っていて、ちょっとビジュアル系な雰囲気のある男の人。
歳は、まだハタチを過ぎたばっかりって感じかな…?