歩が近づいて来た。

あたしはなんだかドキドキしていた



「あの……ごめんね……。勘違いしてて。よく考えたら真美はそんなことする子じゃないのに…あたし冷静さ欠いて……。本当にごめんなさい!あと……ありがとう^∀^」

「…うん♪♪」

あとから歩に聞いたんだけど、


皆が、歩にいったんだって。

『皆に嫌われてでも成功させたかったんだって、歩の誕生日パーティー♪本当に歩のこと大事に思ってくれてるのは真美かもよ?あんたもしっかり思ってやんなさい!』

って……

(笑)



皆お母さんみたいだ


でも、あたしだけじゃないよ。歩は皆に思われてるよ。


そういったら歩は
『そうかも♪』
って。

それは、歩がいつも皆を元気づけてくれるからだよ。




あたしたちの友情は今日一段と深まった。


典子にも感謝した。


クラス全員に協力してもらえたのは、典子のおかげだから。



先輩にもお礼を言われた。

「二日間、俺のために辛い思いしてくれてありがとう、ごめんな?」

「いいですよ。最高の結末になったから♪先輩、これからも歩をよろしくお願いしますよ?」

「ありがとう♪わかってる^∀^」


柔道部屋は賑やかだった

みんなの笑顔と笑い声で。