一瞬焦った


でも


「あたしは歩のこと好きそうに見えたけどな〜?それで、仲良さそうにしてたあたしにヘルプを求めてる…みたいな?相談相手にしたいんじゃない?(笑)」


そう言った


どうでもいいから…、歩との仲をこんなことで壊すのは嫌。


ありそうなことを言う…


「……そうかな……」


「じゃあ、教えなければ良いよ!万が一あったとしても、どうせあたしなんかもう会わないんだから忘れていくだろうし!ま、まずないと思うけどねー」



これならごもっともな意見だろうと我ながら思った



「うん、教えない…!」



歩は涙をこらえているのか、やけに目が潤っていた。




歩と別れてあたしは帰ろうとした。そしたら、玄関には歩の好きな先輩がいた



「はろー♪真美ちゃんでしょ?」