………何だろう…



和田は図書室に入っていった


「俺が…、高瀬を好きになった場所が……ここなんだよ。」

「え?」

「週二くらいのペースで図書室に来て、勉強してただろ?一目惚れだった…。だから、図書委員になった。(笑)」


「あ……そう…」


「うん。でも委員になって2週間もしないうちに、高瀬が梶木と付き合うことになったって聞いたんだ。」


「めちゃくちゃショックだったよ。あいつが図書室に来てたって、高瀬はずっとあいつを無視してたのに…なんで??って驚いたね。」


それは、図書室だったから…っていうのがあったんだよ……


「俺だって、そんなに悪い顔じゃないって信じてたし、実際言われてたから、大丈夫かも?って思って……告った。ダメだったけど(笑)」


あたしは黙って聞いていた

次にどんな言葉が出るのか気にしながら




「でさぁ……」