次の日


「うん、良さそうだね」

「そうだね。」


一通り教室や屋台やボードの確認が終わって一息ついたところだった。




「……あのさ、明日誰かと回る約束してる?」

「え?」

「いや……梶木と最近仲悪いじゃん?高瀬の仲いいやつらって彼氏いるし……お前、一人?」

「ん…まあ……」


「じゃあさ!俺と回らねえ?」

「……え?なんでよ」

「え…あ……、鏡のこととか感謝してんだ!おごりたいんだよ^^」


「励ましてくれてんの?」

「え…」

「でも大丈夫!あたし一応……まだ別れたつもりないし……」

「でも……!もう20日近く話してないだろ!?」

「一ヶ月だね(苦笑)」

「……ならっ」

「無理だよ。明日仲直りしようと思ってるんだから。」











「俺……、前からお前のことが……




好きだったんだ!!!」



「え?」


学級員に肩を掴まれて教室の壁に追い込まれた



「俺……俺だって……一目惚れだったんだよ。

でも、俺は梶木みたいに積極的じゃねえから……

高瀬の梶木に対する冷めた態度が俺を安心させてた」


「……ちょっと…」


「すぐ失恋したわりには……

チャンスが回ってきたと思ったんだよ。」



真っすぐあたしの目を見て学級員が言うから……何も言えなくなった