「は!?」







「あたし今日………同窓会で…………。3時からで、終わるのは夜何時になるかわかんない………」






「いつ決まったこと?」


「10日………。」






「は?俺と約束した後!?前!?」







「……………後。」










「まぢで、ない…………」






「ごめん…!!あんま聞いてなくて………

たいしたことじゃないって言ってたからいいかな、とか思って……言うのも、あることさえも忘れてた……………



ごめんなさい………。」









「はぁ…………」







遠くで亮が溜め息をついたのが聞こえた途端、電話が切られた








「っ…………」






プー…プー……プー…プー……



という電子音が嫌味なくらい聞こえてきて






すごく、泣きたくなった