四季から預かった手紙は
一人で読みたかった。



「四季、ありがとう。
読むのは帰ってからにする。
いろいろ考えたいし。」



「そうして。
私もあなたの顔見ながら
心の中想像するのは辛いから。」



「ごめんな…
四季を苦しめてばかりだな。」


「本当ね。
苦しいわ。
やっと歩きだしたのに
私を振り回すのはもうやめてほしい。」



「ごめん・・・」




「ごめんなさい・・・
私ったら・・・・」




四季は立ち上がった。




「じや、またね。」




リビングのドアを開けた。