*゚。桃護Side。゚*

後片づけを終えた俺たち3人は、それぞれの時間を過ごしていた。

リコ姉ちゃんはお風呂、俺とアズにぃはテレビで野球中継を見ていた。

「チェッ、何してんだよー!」

缶ビールを片手に、アズにぃがヤジを飛ばした。

おっさんかよ。

俺は心の中でツッコミを入れると、
「アズにぃってさ…」

缶ビールに口をつけ始めたアズにぃに声をかけた。

「んーっ?」

「いつからリコ姉ちゃんのことが好きだったの?」

俺の質問に、
「ブッ!」

アズにぃはビールを吹き出して大げさかと思うくらいに咳き込んだ。

「バカか」

俺はアズにぃにふきんを差し出した。

「どっかで聞いた質問だと思ったんだよ!」

ふきんで口を拭きながら、アズにぃが言った。

どっかで聞いたって、どこで聞いたんだよ。

*゚。桃護Side。゚*END