…みづき……って、誰? 頭の中が霧がかったように白くぼんやりしていて、認識できない。足は止まることなく前へ、前へと。 …ああ、今はそんなことより行かなきゃならないところが… ―何処に…行くのだろう…? でも行かなきゃ…待ってる… ―一体誰が……? 誰だろうと、僕は 僕は… 「…ッ水月!!」 .