「あれ?美姫ちゃん?」

偶然会った工藤くん。

「この前、どうしたの?心配したんだよ?あの後。」

そういえば、あの後ほっといちゃった…

「ごめんね。お母さんから電話来てさ。言おうと思ったけど、みんなぐっすりだったから…」

「美姫!」

突然来た桜井くん。

「あれ?工藤と一緒?」

「うん。さっきね、偶然会ったの。」

「そうか。」

「じゃあ…あたし行くね。」

「うん。じゃあな。」

そう言って、桜井くんのとこにかけていった。

「桜井くん…」

「悠人でいいよ。」

「ゆ…悠人…今日うちに来る??」

初めて名前で呼んだ。慣れない呼び方なので、言葉をかんでしまった。

「おぅ。」

そして着いた家。

ガチャ…

「ただいま。」

「おかえり。あら、こちらは彼氏さん??」
「はい。桜井悠人です。」

「そんなかしこまらなくていいのよ。あ、どうぞ。」

「はい。お邪魔します。」

そう言って入り、私と悠人は2階に行った。