その後は、お互い別の教室に帰ってった。
「美姫!!大丈夫!?」

私の腫れた頬を見た香里奈が、私を保健室に連れて行った。

「美姫ちゃん珍しいわねぇ。殴り合いでもしたの?」

「…。」

「アハハハハ!まあ、細かく追求したりはしないけどね!」

湿布を貼ってもらって、保健室を後にした。

「美姫。なんかあったの?なんかあったなら遠慮なく相談してよ!」

私は香里奈を見つめる。

自然にポロポロ流れた涙。

「グスッ…グスッ…」

それから、香里奈にすべてを話した。

「…そっか。大変だったね。」

そう言って、私の背中をさすってくれた。
「今日はもう帰るね…。」

「分かった。先生にも、腹痛とかで早退したって言っておくね。」

「うん…。ありがとう。」

学校を出て、近くの公園に行った。