次の日、私は悠人と学校に行った。

香里奈がなぜ死んだのかとか、悠人と別れろって言われたこととか、詳しい事は話してない。
話したくない。

「美姫…」

「…。」

何も反応しないで、ただただとぼとぼと歩く私。

ガバッ

香里奈の死を悲しんでいる私を、慰めるように抱きしめた悠人。

「美姫…元気出せよ…」

「…うん…グスッ」

そして、私は悠人の腕の中で泣いた。