あの後私は始発の時間に合わせ部屋を出た


アドレスを教えろ!と言われて赤外線を使ってお互いのアドレスを交換して別れた



夢のようで現実なんだと知らせる携帯のメモリーに残された瑛士の携帯番号とアドレス

携帯を開いては確認してしまう。







夕方メールが香織からきた

【もう新幹線で帰るよ〜
昨日は夢みたいだったね】


そのメールにドキッとした

夢みたい・・・


そう、夢みたいなこと・・・


でも、誰にも言えないそんな時間を過ごせたんだな〜と私の胸を熱くした