基樹さんは噴出す。

どうしよう・・。
いま無性に・・弘人さんに会いたい。


基「行け。公園にいる」

楓「・・・弘人さん??」

基「正解。行けよ、これ以上一緒にいると離したくなくなる」

そう言うと基樹さんは私の肩を押す。

楓「ごめんなさい」

あなたの思いに答えることができなくて。

そんな思いをこめて私はドアを出る直前に振り向いて言う。


バタン。

ドアを閉めて小さな声で

基「きついんだよ・・。それ・・・。」

ってきこえた。