そう思いつつも、俺を含め、ほかのやつらも、秀隆に逆らえるはずもない。

基「わりぃけど、また散歩行くか・・・。」

楓は、静かにうなずいて俺の後をついてくる。

 静か過ぎる。

俺はよくしゃべるほうじゃない、楓は今、しゃべる気分じゃなさそうだし。


基「なぁ・・良かったのか??」

ついさっきココアを飲んだ公園のベンチにもたれながら言う。

基「弘人のことは・・・。」


二人はどう考えても相思相愛なんだ。


弘人は思い込みが激しすぎる。