「なんなんだよ!?」ある日、俺はタカシとコウジに拉致られた。
「てめー遊びで後輩の子と付き合ってんだって!?」
「だって!?」
あとから、コウジがエコーのように真似て喋っている。それまで笑っていたコウジとタカシの顔がフリーズした。
そこには、空海が立っている。こちらを睨んで剣幕な面持ちだ。
そんな空海にオレは肩に手を置き、挨拶をした。
「おはよ♪空海っ」
次の瞬間、オレの手は地面にたたき付けるかのようにして叩き落とされた。
「ざけんなよ、健二。テメーなんでのこのこオレの前に顔出してんだよ」
キレているようだ。だが、オレは未だに意味が把握出来ないでいる。
「なんだよ〜感じワリーな〜」