「ちょっ・・・!?なんで笑ってんだよ!?つか、ほって行くなよなっ!!」
空海は、口から舌をつき出してべーっと舌で空気を触った。
「っくそ!!やめろって!!あ゙〜〜〜ムカつくっ!!コノヤロ〜〜!」
その途端、チャイムが鳴った。
「あ〜〜♪いけないんだ〜〜♪早く教室に入らないと♪久住 健二くん」
嫌味としか受け取れない口調。しかも、目が笑ってねーし;;オレはいつもこんな空海に振り回されっぱなし。
「はい、はい。入りますよって」
教室に入ると、女子が集まって来たり、男子が集まって来たり色々とモテる男は辛いな〜〜(笑)
「で?いい子いたの?その合コンにさ」
「そりゃいたけど」
「じゃあどんな子?かわいい子ならオレに紹介してくんね?」
はい。お決まりの頼み攻撃。でも空海の願いとなれば断れないのがオレの現状。
「いーよ;;じゃあメアド貰ってきてやるよ」
予定は、例の子にメアドを貰って空海にあげる。でそれからそれから〜〜・・・・。考えるより、行動する行動派のオレには一番苦手な役だよ。
「あ。そうそう。その子の名前先に教えといて」
「え?あっ!?おう!えと〜〜〜〜・・・スマン;;忘れた〜」
とオレは声が上ずった。