「とーしっ!!俺のスイートハニー☆」



ドアから飛び出してきた人は冬士くんに抱きついていた



抱きつかれた冬士くんは顔は彼に隠れてしまって見えないものの、素晴らしく殺気だったオーラがひしひしと伝わってきた




なんかこの人もキャラ濃そうだな...


「いい加減離れろジョージ...」



冬士くんに鬱陶しそうにジョージと呼ばれた人は口を尖らせながら離れていった



にしても、この人も美形だなあ....


髪の毛は金に近い茶色で癖っ毛
顔はかっこいいけど目が少し大きいから可愛い系も入っている



まじまじと観察していたらジョージさんとやらと目が合ってしまった



『あ....どもです...』



きまずいながらも一応挨拶はちゃんとしといた



でも彼はきょとんとした顔であたしをずっと見ている


あたし....なんか変なことしたかな?



「ジョージ...見すぎ。茶羅が困ってる」



「あ...あぁ、ごめんごめん」




そう言うと彼はニコッと笑って自己紹介をした



「俺、冬士の親友の譲司 結(ジョウジ ユイ)!三年生っ!よろしく☆」



ジョージって...名字だったんですか....




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