「なんだ?もう揃ってたのかよ」



クロさんは大きな荷物を抱えて厨房へと入っていった



「本当は1人足りないけどね」



ボソッとシロさんが苦笑いしながら言った



えっ?もう1人って??



「シロ....そのことなんだけど」



申し訳なさそうに冬士くんがシロさんに言った



「えっ!?なんだって!?」



冬士くんがシロさんに言ったセリフはこうだった



今日オーナーが来ていたよ




.....と




でもこの一言はシロさんをビックリさせるためには十分だった



シロさんの驚きの声を聞いてクロさんが厨房から出てきた



「なんだよシロ..今の声は」




そういって面倒くさそうな顔でシロさんを見た



「クロ....今日あの人が来ていたんだって...」



「あ?」



シロさんはまだ驚きを隠せない様子でクロさんに言ったが、クロさんはまだわってないらしい



「だからっ...オーナーが今日allegroに来ていたんだって!!」



今度はクロさんに伝わるようにシロさんがいうと、クロさんの目がだんだんと大きくなっていた



「まじかよ...」



なにやらこのやりとりの様子だとオーナーさんはとんでもない人なのかもしれない




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