「僕が隣にいてあげる」


そう言ったくせに。うそつき。


数年前、地元を離れて芸能活動を始めた幼馴染。


今じゃ芸能界屈指の人気者。


笑顔も声も体つきも変わった。


もう私の知ってる侑くんじゃない


まるで別人。



そんな時、携帯が鳴る。知らない番号からだ。


怖っ!!誰??知らない人に流したの!!


恐る恐る電話に出ると、出てきた声は聞き間違えるはずのない


TVでしか聞いたことのない、前より遥かに低くなった侑くんの声だった―――――――