「え?笑美が可愛いからじゃないの?」



「…殴るよ?」



真剣な顔をしてた笑美にかなり驚く。
だって、笑美はめっちゃ可愛いよ?



「だって笑美きれ…」



「みんな愛姫が可愛いから見てんだよ??」



そんなわけ無いじゃん!
と言おうとした言葉は、笑美の笑顔で私の中に飲み込まれた。



だって…私は…、今までずっと…




私は、とてつもなく。

過去に縛られているようだ。




「愛姫。不安?

大丈夫。愛姫は変わったよ!
可愛くなった。

自信持って!大丈夫だから!


過去に何言われてきたのか、私は知らないけど、


愛姫、今は今、だよ!」




今は、今。


そうだよね!




「ありがとう、笑美!」




私は、今日一番の笑顔で笑った。