十分後…



「ヤだなぁ里紅ぅー♪可愛い愛姫見て欲情したんでしょぉー♪?」



里恋先輩もですよねー…?



私は言いたくなる気持ちを押さえて一緒に笑っていた。



「…っるせー///」



また真っ赤になってるよ、里紅。




「でもコレは想像以上だねえー。里恋、よくやった!」



住吉先輩までほめてくれて、なんだかくすぐったい。



「元が良いのよー☆!
ちょう可愛いのん!
メイクが生えるわあ!

目え瞑ってるときあたしちゅうしそうになったし!」



「「ええ!?」」



男性陣は、里恋を凝視した。
そして、住吉先輩が咳払いをして話を切り出す。



「…と、話を戻して…愛姫?明日から、その格好で来てみな?」



「え…?」



明日から…これ?
メイク、できるかな…っ
一通り教えてもらったけど、なんか、緊張して。

勇気、出ない。


私の右手は…何故だか震えてきた。



「大丈夫だよ」