茉香達が崇葉に近付いて行く。
崇葉は崇葉の親友の礼於と居た。
『ねぇ、一緒に写真とらん?』
茉香が崇葉に聞いている。すると
「たか!たか!」
私の隣に居た崇葉のお母さんが崇葉を呼んでいた。
その様子を私は無意味に見ている。
見ているだけ。
私はここ、校門の前に用があるのだ。
私のママが校門の前で写真を撮ると言ったので順番待ちをしているのだ。
今撮っているのは世亜だ。そう、あの変な夢に出てきた子。
『ごめん、後でな。』
と崇葉は茉香に言い、崇葉はお母さんの所に行くため、こっちに向かってきた。
「あ!俺も、俺も!」
(ん?)
が世亜が撮ろうとしている写真に入って来た。の連れの優大と棗も一緒に世亜の写真に入った。
「あー!だったら俺も入るし!」
はっ!?
崇葉だ。
崇葉もアイツらと一緒に世亜の写真に入った。
そして───
──── カシャ
写真を1枚撮った。
その頃、茉香は学校の奥へと入っていき、奥の校訓の前で写真を撮っている子達の写真に入っていき、撮っていた。
私はその後帰った。
だから、崇葉と茉香が一緒に写真を撮ったか撮ってないかは分からないまま、私の卒業式は終わりを告げたのだ───…