そうだよ。

一時の感情で彼にすべてを失わせていいの?


私なんかは、もうすべて失ってるからいいけど。

彼はまだ何も失ってない。


彼の人生に置いて私はたいしたことないんだから。



『いいよ。

菜月がいるじゃん。
地位とかそんなのより、菜月を失う事が1番怖い。』

『………ありがと。』



そんな会話をしていると、空港に着いた。